医療法人稲祥会 稲田病院

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眼科

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当科のご案内

当科ではわかりやすく丁寧な説明と、どなたにでもご満足いただける治療をスタッフー同めざしています。結膜炎やドライアイなどから日帰り白内障手術など地域の皆様の病院として、また和歌山県立医科大学から近く、治療の継続などでご紹介いただくことも多いため、連携を密にし、いろいろな疾患に対応できるようにしています。

診察内容

一般診療
外眼部疾患 / 結膜炎 / ドライアイなどの眼表面疾患
白内障 / 緑内障 / 糖尿病網膜症 / 加齢黄斑変性症 / 網膜静脈閉塞症などの眼底疾患など眼科全般の診療を行っています。
白内障手術
白内障はカメラで例えると、レンズの濁りです。
白内障手術はこの濁った水晶体を眼内レンズに入れ換える手術です。
従来の手術(単焦点眼内レンズ)
(1) 強角膜を数ミリ切開します。
(2) 水晶体の前方の袋(前嚢)を切開します。
(3) 超音波を使用して、水晶体を細かく粉砕して取り除きます。
(4) 眼内レンズを袋の中に固定して終了します。
レーザー治療
・網膜光凝固術(糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔等)
・YAGレーザー後嚢切開術
・光線力学療法(PDT)(加齢黄斑変性症)
抗VEGF硝子体内注射
(加齢黄斑変性症/糖尿病黄斑浮腫ノ網膜静脈閉塞症)

※受診の際はお手持ちのメガネ、お薬手帳や点眼などをご持参ください。

設備のご紹介

光干渉断層計OCT

網膜の断層を撮影する機械です。この検査では視力に関係する黄斑(おうはん)という部分や網膜視神経繊維を計測することで、加齢黄斑変性症、黄斑浮腫、緑内障の診断や病気の進行を把握することができます。
当院ではNIDEK RS 3000を設備しています。

眼底カメラ

フルオレセイン蛍光眼底疾患検査には、瞳を広げる点眼(散瞳といいます)をして検査をします。糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性症などでは定期的にこの検査を行います。

視野検査

「視野」といって見える範囲を調べます。視野が狭くなったり欠けたりする病気は、緑内障のほかに脳の病気や眼底出血でも起こることがあります。視野検査は暗室で片眼ずつ1点を見つめて行う検査です。
当院では2種類の視野検査機械があります。

・ハンフリー視野計
中心視野を調べる検査です。緑内障診療では一般的な検査で、数値化された結果がでます。
・ゴールドマン視野計
ハンフリー視野検査よりもより全体的な視野検査ができます。声をかけながら検査します。

超音波検査

眼内レンズの度数決定、目の奥の状態を把握するための検査です。
当院では、眼内レンズの決定はZEISS IOL Masterを使用していますが、白内障が強い場合は、エコー検査の結果を参考にして、より正確な度数決定を行っています。

網膜光凝固術(パターンレーザー治療)

網膜疾患や一部の緑内障の治療では、レーザーを用いた治療を行うことがあります。

・網膜光凝固術(糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔等)
当院のレーザー装置は新しい照射方法により、短時間・高出力で治療が行える“マルチカラー・スキャンレーザー”を使用しています。これは以前のレーザーと比べて、より、“短時間”で“痛み”の少ない治療が行えると言われています。
・YAGレーザー後嚢切開術
後発白内障と言って白内障手術後に徐々にかすんで見えるようになることがあります。眼内レンズを入れていた透明な水晶体嚢が徐々に濁ってくるために起きます。この濁りをレーザーで治療するに、YAGレーザーを用いた、後発白内障手術が当院で行えます。
・光線力学療法(PDT)(加齢黄斑変性症)
加齢黄斑変性症は加齢により網膜中心の黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。近年増加傾向にあります。
治療は視力を維持するために、硝子体内注射や光線力学療法(PDT)といって入院が必要なレーザー治療を行います。当院では硝子体内注射、PDTいずれも行えます。レーザー治療は和歌山県立医科大学から眼科PDT認定医が行っています。

手術について

白内障は水晶体(レンズの役目をしています)が濁ってくる老化現象です。目がかすんだりまぶしく感じたり、視力が低下してきます。

白内障の手術はこの濁りを取り除き、かわりに人工のレンズ(眼内レンズといいます)を移植する手術です。
白内障はカメラで例えると、レンズの濁りです。
白内障手術はこの濁った水晶体を眼内レンズに入れ換える手術です。
従来の手術(単焦点眼内レンズ)
(1) 強角膜を数ミリ切開します。
(2) 水晶体の前方の袋(前嚢)を切開します。
(3) 超音波を使用して、水晶体を細かく粉砕して取り除きます。
(4) 眼内レンズを袋の中に固定して終了します。

手術機械
白内障手術機械アルコン社インフィニティーを装備しています。手術は日帰り、希望により一泊入院手術を行っています。
日帰り手術では数時間お部屋で休んだ後、お帰りいただけます。

従来の白内障手術(単焦点眼内レンズ)は十分安全に行えますが、プレミアレンズと言われる多焦点眼内レンズや、難しい白内障では、より正確・安全に手術を行うために、カタリスレーザーシステムが必要不可欠となってきています。

当院では、2017年AMO社のカタリスレーザーシステム(Catalus Precision Laser System)を導入しました。カタリスに搭載されているフェムトセカンドレーザーは、人の技術ではできない1000兆分の1秒という非常に短い時間でレーザ照射を行い、数十ミクロンでの正確な切開が行えます。

また、多焦点眼内レンズ以外では、
(1)進行した白内障では従来の超音波では砕けない場合があります。
(2)角膜内皮細胞が少なく、手術が難しい方など。
より安全に行うためにカタリスレーザーシステムの使用が適していると言えます。

加齢黄斑変性症について
光線力学療法(PDT)(加齢黄斑変性症)加齢黄斑変性症は加齢により網膜中心の黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。近年増加傾向にあります。
治療は視力を維持するために、硝子体内注射や光線力学療法(PDT)といって入院が必要なレーザー治療を行います。当院では硝子体内注射、PDTいずれも行えます。レーザー治療は和歌山県立医科大学から眼科PDT認定医が行っています。
抗血管内皮増殖因子(抗VEGF薬)硝子体内注射
眼底疾患では診断だけでなく治療の選択も重要です。糖尿病網膜症では失明を防ぐためにレーザー治療や硝子体手術が必要になることがあります。また最近では硝子体内注射により視力の改善、維持を目標とした治療も行えるようになりました。
*当院ではレーザー治療・硝子体内注射は予約にて行っています。

医師紹介

医師 泉谷愛
(常 勤)
日本眼科学会専門医
博士(医学)
経 歴
和歌山県立医科大学紀北分院を経て
令和2年1月より当院常勤
医師 雑賀 司珠也
(非常勤)
和歌山県立医科大学 眼科学教室教授
専 門
一般眼科・白内障・網膜
医師 小門 正英
(非常勤)
和歌山県立医科大学 眼科学教室講師
専 門
涙道・黄斑疾患
医師 林 裕子
(非常勤)
和歌山県立医科大学
日本眼科学会認定専門医
専 門
一般眼科
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